経営者の方にとって、意識しなければいけない「資金繰り」。資金繰りが悪化すると、会社が倒産する可能性もでてきます。そんな資金繰りについて、今回は悪化の原因と改善方法について紹介します。
■会社経営において、資金繰りが悪化する原因とは
〇そもそも資金繰りとは
会社の収支を管理して、収支の過不足を適切に調整することです。
来月3,000万の支払いがあり、現状の資金は2,000万円。残り1,000万円を用意しないといけない、といった先々の資金の過不足を把握することも資金繰りです。
資金繰りは、例えば以下のような原因で悪化してしまいます。
①赤字(ネガティブ要因)
②売り上げ増加による人員確保(ポジティブ要因)
→一時的にコストがかさむため、資金繰りが悪化する。
上記のように、ネガティブな側面だけではなく、ポジティブな側面の場合も資金繰りが悪化する可能性があります。黒字企業の場合も資金繰りに苦戦する場合があり、最悪の場合、黒字倒産してしまうこともあります。
大きな取引が確定しているが、着金が2か月後の取引などの場合、資金繰りがうまくできていないと着金までの2か月間で資金がつき倒産してしまうケースも考えられます。
■会社経営において、資金繰りが悪化する原因とは
資金繰りを改善するためには、資金調達が欠かせません。
そこで資金調達方法のひとつであるファクタリングをご紹介します。
〇ファクタリングとは
すでに確定している売上債権を第三者に買い取ってもらうことで、入金予定日より早く売掛金を現金化することができるサービスです。
資金繰りに困っている経営者にとっては厳しい財政状態になることがあります。こうした悩みを改善してくれるサービスがファクタリングです。
ファクタリングのメリット:
銀行融資を断られてしまった方や早急にお金が必要な方でも利用可能な点です。さらに、基本的に外部に知られずに資金調達ができる方法としても注目されています。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違い:
3社間ファクタリング→取引先も契約に加わるため当該取引先にはファクタリングをしていることが知られてしまいます。
2社間ファクタリング→ファクタリング業者と利用者のみで売掛金譲渡の契約を結ぶため基本的には外部に知られることはありません。
ファクタリングのデメリット:
ファクタリングを利用していることが知られてしまった場合、取引先からの信用をなくしてしまい取引が縮小する可能性があります。
※事前に相談をしていて取引先も把握している場合(3社間ファクタリング)や2社間のファクタリングの場合は基本的に問題にならないため、ファクタリングを有効活用することができます。
■まとめ
資金繰りの改善を行う上で、資金調達をできるかどうかが大切になります。その対策の一つとしてファクタリングがあります。銀行からの融資を受けることができなかったときや、周囲に知られずに資金調達をしたいときには、ファクタリングを利用して業績向上に努めていきましょう。
執筆者 S.U