相殺処理というのは簿記や経理で使われる処理の1つですが、簡単に言えば自社と取引先の双方に債権と債務がある場合に、2つを帳消しするという処理です。
相殺処理は双方の合意のもとに行われる手続きとなっていますので、必ず事前に取引先へ伝えてから処理をしてください。
今回は、相殺処理の仕組みや請求書について紹介します。
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■相殺処理とは
相殺処理は、企業間で行われる取引となっていて、自社と取引先の双方に買掛金と売掛金がある場合におこなわれる処理です。
例えば、自社が取引先から100万円分の売掛金があり、別の取引で100万円分の買掛金があるとします。
この場合、自社と取引先の双方に発生した100万円分の買掛金と売掛金を帳消しにすることで金銭のやり取りが無くなり、
事務処理に掛かる手間や労力を大きく減らすことができます。
相殺処理では、互いに売掛金と買掛金がある状態が条件となっているために、
仕入先と小売店のような関係だとどちらかに買掛金もしくは売掛金がある状態になるので処理をすることは出来ません。
また、法律で相殺が禁止されている項目などもあるので注意したほうが良いでしょう。
■相殺処理を行う際の請求書の書き方
相殺処理をおこなう場合は、通常の請求書の項目に加えて以下の3点の項目を記入した請求書を発行します。
・ 元の請求金額
・ 相殺金額
・ 相殺後の支払金額
これらの項目を追加して発行した後に、処理や取引の内容を記録してください。
そうしないと、後々にトラブルの種となってしまうことがあるので注意したほうが良いでしょう。
■まとめ
今回は相殺処理がある場合の請求書の仕組みについて紹介しました。
相殺処理は二社間に債権と債務が発生していないと行われない処理となっているので、少し珍しいかもしれません。
しかし、相殺処理を行うことで金銭の移動が無くなるために、帳簿上でも実際の取引上でも手間や労力を大きく削減することが出来ます。
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執筆者 S.A