企業経営において、資金繰りやキャッシュフローを良くすることは必要不可欠です。「入金サイト」と「支払いサイト」の差をうまく使わなければ会社全体で影響が出てきてしまいます。入金サイトと支払いサイトについて理解し、今後のキャッシュフロー改善に役立てていきましょう!
■入金サイトとは
そもそもの「入金サイト」の意味について解説いたします。何も知らずに「サイト」という言葉を聞くと、Webサイトに代表されるような「site(直訳で敷地・場所)」を想像し、どういう意味なのだろうか。と思う方もいるでしょう。
この場合のサイトは「sight(直訳で視界・見えること)」という意味となります。
つまり、入金サイトとは取引代金の締め日から、実際に入金されるまでの期間のことをいいます。例えば、一般的にいうと月末締め翌月末入金の場合は「入金サイトは30日」となります。
入金サイトが短いほど、会社の資金運用がしやすいといわれています。
取引先との合意の上、入金が遅れない程度で、入金サイトをできるだけ短く設定することが重要です。
支払いを受ける側からすると、締めから売掛金を回収できるまでの期間のことを指すため、回収サイトともいう場合もあります。
■支払いサイトとは
支払いサイトとは取引代金の締日から、実際に支払いをするまでの期間のことです。
月末締め翌々月10日に支払いの場合は「支払いサイトは40日」となります。
法人間において、支払いサイトは掛け取引や約束手形とセットでよく使われます。
「支払いサイトをどれくらいの期間に設定すればいいか」と悩んでいる方も多いと思います。資金繰りを良くさせる基本的な考え方は「支払いサイトを長くして、入金サイトを短くする」と言われています。つまり「1日でも遅く支払う」「1日でも早く回収する(入金される)」ことが重要です。
■まとめ
この記事では、入金サイトと支払いサイトについて説明しました。
PaymentTechnologyの「ハヤメル」「オクラス」を活用すれば、入金サイトの期間、取引先の支払いサイトが遅い場合の問題を解決できてしまいます。(利用事例もごらんください。)
いつか売掛金や買掛金の期日が短くなり、なくなる未来がくるかもしれませんね。
入金サイトや支払いサイトについて迷った場合は、代金が確定する日(締め日)と支払期日を確認しましょう。
執筆者 M.S