2023/08/09
BtoB決済

キャッシュフロー改善のための方法を紹介①

キャッシュフロー(Cash Flow 略してCF)とは、「事業においてたえず出入りする現金(キャッシュ)の流れ(フロー)のこと」をいいます。そもそもキャッシュフローが悪化する原因について、また実際に悪化してしまっている際の改善方法をここでは解説いたします。

■キャッシュフローとその種類について

キャッシュフローは、一般的に現金の流れを「営業活動」「投資活動」「財務活動」の3つにわけて表します。
「営業活動」におけるキャッシュフローとは、企業の主な営業活動に関する現金収支を指します。通常、企業の事業が好調であれば営業キャッシュフローの収支は黒字となり、不調であれば赤字と目に見えてわかりやすく示すものです。
「投資活動」におけるキャッシュフローとは、その名の通り投資におけるキャッシュフローを指し、未来への投資(有価証券の取得・売却など)のため、現金がどのくらい出入りしたかを示すものです。会社の拡大傾向などを確認することができるともいわれています。
「財務活動」におけるキャッシュフローとは、銀行などからの借入を含む資金調達に関するキャッシュフローを指します。前段でご説明した「営業活動」と「投資活動」2つの活動によって生じる資金不足の補填のために行う活動といわれています。

■キャッシュフローが悪化する状態と具体的な改善策

キャッシュフローが悪化する状態とは、手元の現金や預金が減少し、企業活動に必要な運転資金が足りなくなることを指します。きちんと売上が立っていても、キャッシュフローが悪化するケースもあります。
改善策としては、事業自体の利益を上げることは勿論のこと、手元の現金を残しておくことが一番です。そのためのキャッシュフロー改善施策として、まず取り掛かるべきなのは売掛債権の回収など、請求・支払周りの業務改善です。
手元の現金(キャッシュ)を残しておくためには、仕入先を支払時期の遅い業者に変える、カードで買えるものはカードで買う、売掛金の譲渡(ファクタリング)を利用する、といった方法があります。
また、新たな資金調達の方法として、クレジットカードの決済機能を利用した買掛金後払いサービスを利用するのも1つの改善策です。このサービスを使って企業が取引先への支払いを行う場合、約30〜50日支払を遅らせることができます。また、最短で申込当日から利用を開始できることや、新規の財務審査なしで利用できることも大きな特長です。

■まとめ

会社の経営において、大切なのは利益ですが、利益を継続的に上げるためには、会社に一定の資金を常に保有していくことが必要です。キャッシュ・フローを知ることは、自社の経営状態を把握する上で有益な情報といえます。適正なキャッシュフローを理解し、悪化した際には改善できるような策を知っておくことが重要です。

執筆者 M.S

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