銀行の融資を受けられない企業でも短期間で資金を確保できるファクタリング。
近年、融資に変わる新しい資金調達方法として利用者が増加していますが、手数料や取引先への影響など、どんなデメリットがあるのでしょうか。
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■デメリット1:手数料が高い
ファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあります。
2社間ファクタリングは、売掛金を売却する企業(利用企業)とファクタリング業者の2社間で債権の売買契約を結ぶことを指します。
未回収リスクが高いことから、手数料は10%~30%と高めに設定されていたり、審査基準が厳しく設定されていることがあります。
3社間ファクタリングは、利用企業、ファクタリング業者と取引先企業(売掛先企業)の3社間で契約を結びます。
売掛金が直接ファクタリング業者に入金されるため、2社間ファクタリングに比べて未回収リスクが低く、手数料は1%〜10%と低めに設定されています。
同様の理由で審査も通りやすいと言えます。
■デメリット2:取引先への影響
ファクタリングを利用すると内容が取引先へ通知されるケースがあります。
取引先にファクタリング利用の事実が伝わることで、「資金繰りが苦しいのでは?」「売掛金を回収できないような会社なのか?」などのマイナスの印象を与える可能性があるため、取引に影響を及ぼすことがあります。
■ファクタリング以外の調達方法
資金調達方法は、主にデットファイナンス、エクイティファイナンス、アセットファイナンスの3つに分類されます。それぞれのメリット・デメリットをまとめてみましょう。
・デットファイナンス・・・金融機関からの融資、ビジネスローン、社債など負債を増やす方法
借り入れによる資金調達のため、借入先の候補が数多くあることがメリットですが、利息を含む返済義務を追うことがデメリットといえます。
・エクイティファイナンス・・・ベンチャーキャピタル(VC)、公募(時価発行増資)、クラウドファンディングなど返済義務や返還義務がない方法
資金の返済義務が発生しないため財務基盤が安定しやすいなどのメリットがある一方で、企業の経営方針に影響が出たり、資金調達に時間がかかるなどのデメリットがあります。
・アセットファイナンス・・・保有資産の売却、ファクタリング、手形割引など保有する資産を売却する方法
融資を受けにくいベンチャー企業や中小企業も利用できる、返済の必要がないなどのメリットがありますが、保有している資産の価値によって調達できる金額が左右される、手数料がかかるなどのデメリットがあります。
■まとめ
ファクタリングの利用手数料は、銀行融資の利息とは違い利息制限法の適用を受けないため、高めに設定されています。
手数料は売掛金を売却する度に発生するため、毎月ファクタリングを利用していたら年利換算で100%を超えてしまっていた、といった自体になり兼ねません。
デットファイナンスと比較すると、手軽に利用できるファクタリングですが、使えば使うほどコスト(手数料)がかさむことを意識して必要な時だけ利用するようにしましょう。
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執筆者 M.S