2023/11/10
BtoB決済

【基礎知識】口座振替とは?簡単に仕組みやメリット・デメリットについて解説

公共料金やクレジットカードの支払いなどに使われている口座振替は、多くの人になじみのある決済方法です。
しかし、「口座振替の仕組みやメリット・デメリットはよく知らない。もう少し理解したい」という事業者の方も多いのではないでしょうか。
そういう方のために、口座振替の概要と導入する側と利用する側のメリットとデメリットの2つの局面から簡潔に解説します。

PaymentTechnologyの「オクラス」とは?
受け取った請求書に対して、クレジットカード払いを可能にするというものです。
つまり、私たちが買い物などをする際にクレジットカードを使って商品の支払いをするのと同じように、請求書に対してもクレジットカードで支払えるというものです。

そもそも口座振替とは

口座振替とは、サービスの買い手の銀行口座から自動的に支払額を引き落とす決済方法です。
自動引き落としとか口座引き落とし、自動振替などとも呼ばれます。
口座振替の決済は、次のような流れで進みます。

1.買い手が、口座振替依頼書を事業者に提出する。
2.事業者が、口座振替依頼書を収納代行会社に送付する。
3.収納代行会社が、買い手の指定した銀行に口座振替依頼書を送付する。
4.銀行口座から売上額が引き落とされる。
5.引き落とされた売上額が収納代行会社に送金される。
6.収納代行会社が売上額を事業者に送金する。
7.事業会社が、買い手に商品やサービスを提供する。

買い手が使う銀行は様々で、事業会社が多くの銀行と個別に契約するのは大変です。
そのため、多くの銀行と提携している収納代行会社と契約して、口座振替を導入するのが一般的です。

口座振替と振込の違いについて

ここでは、口座振替と振込の違いについて、いま一度解説していきます。
口座振替は、前段でも説明しましたが、簡単にいうと「支払いを受け取る側が指定した金融機関から自動的にお金を引き落とす仕組み」のことです。
これに対して、振込は支払いを行う側が手動でお金を送金するプロセスのことをいいます。
手数料に関してですが、口座振替の場合は通常、支払いを受け取る側が手数料を負担します。
一方、振込では送金者が手数料を支払うことが一般的です。
口座振替の手数料は比較的低く、コスト効率の良い支払い方法とされています。
振込の手数料は銀行やサービスを提供している業者に支払う必要があり、各社によりますが支払いごとに手数料がかかることもあります。
口座振替は特に定期的な支払いに適しており、定期的に支払われる流れが構築されると支払いの自動化が可能です。
これに対して、振込は行う都度手動でお金を送金する必要があるので、支払いの手続きが手間であることもいえます。
口座振替の場合は、支払いを受け取る側が顧客の口座情報を利用し、お金を引き落とします。
顧客は口座振替を設定した後は、支払いのたびに手動でお金を送る必要がなくなります。
振込では、送金者と受け取る側の両方が口座を持っている必要があり、支払いのたびに送金手続きを行う必要があります。
選択肢に応じて、どちらが最適かを検討することが大切です。

事業者が口座振替を導入するメリットとは

口座振替には、以下のデメリットがあります。

・口座振替依頼書のやり取りが煩雑。
・事業者に支払額が届くまで、引き落とし日から10日程度かかる。

口座振替依頼書のやり取りが煩雑

そもそも「口座振替依頼書」とは、取引先や顧客が銀行口座から自動的にお金を引き落とすための申し込み書のことをいいます。
通常、支払い先の企業や団体・口座開設している金融機関にて受け取ることができます。
これを提出することで、定期的な支払いを効率的に行うことができます。
こういった金融関係の書類は、DX化されているケースが少ないためこの書類のやりとりをすることで、記入誤りのリスクも考えられますし、
紙面でのやりとりをした場合には紙ベースの書類の保管の問題がでてきます。
そのようなことからも、デメリットのひとつであると考えられます。

入金までタイムラグがある

さらに、口座振替依頼書の提出から実際の支払いが行われるまでには、どうしてもタイムラグが発生してしまいます。
依頼書の提出から口座振替が実行されるまでの期間は、銀行や取引先によって異なりますが、即時の支払いを求める場合には不向きです。
これは事業者にとってキャッシュフローの制約を生む可能性がある点といえます。

入金までのタイムラグを解消するには?PaymentTechnologyの「オクラス」がおすすめです!
オクラスをご利用いただくことで、受け取った請求書をクレジットカードで支払うことができます。

〇審査不要で申し込みが可能、即日でご利用いただくことができ、即時送金が可能です。
資金繰りやキャッシュフローの改善に大きく役立ち、中小企業やスタートアップ企業の方に広くご利用いただいております。

ユーザーが口座振替を利用するデメリットとは

口座振替は便利な支払い方法であり、多くのメリットがあります。
しかし、ユーザーが口座振替を利用する際にもいくつかのデメリットや注意点が存在します。
ここでは、口座振替を利用する際のユーザーにとってのデメリットを詳しく解説していきます。

1. 支払いの予測が難しい
口座振替を利用する場合、支払い日が事前に決まっているため、急な支出に対応するのが難しいことがあります。
給料日や収入のタイミングと支払日が合わない場合、口座に十分な残高がない可能性があり、支払いができないリスクが生じます。

2.変更やキャンセルが難しい
口座振替の支払いを変更したり、一時的にキャンセルしたりするのは簡単ではありません。
口座振替の変更やキャンセルには銀行や取引先との連絡や手続きが必要で、時間がかかることがあります。
また、口座振替は自動的に行われるため、口座情報の誤入力やエラーが発生する可能性も考えられます。
定期的に、口座の残高を確認する作業のついでに、通帳の記帳やインターネットからweb上で確認を行うことでそういったリスクは減らせるでしょう。

ユーザーが口座振替を利用できるメリット

口座振替を利用するユーザーにはさまざまなメリットがあります。

・支払いに関する手間の軽減
・クレジットカード不要な点
・支払い負担の軽減

といったポイントを詳しく解説いたします。

支払いに関する手間がゼロ!支払いの新たな可能性

口座振替の最大のメリットは、支払いに関する手間がほぼゼロであることです。
一度口座振替を設定してしまえば、支払いのたびに請求書を確認し、手動で支払いをする必要がありません。
例えば、定期的な支払い(電気代、ガス代、クレジットカードの支払いなど)に口座振替を利用すると、支払い期日を忘れたり、手動で振り込む手間を省くことができます。
支払いが自動的に行われるため、生活がスムーズになり、支払いの忘れがなくなります。
これは利用するユーザーにとっては、最大のメリットであります。

クレジットカードをつかう必要がない

口座振替を利用する際には、クレジットカードを必要としません。
そのため、カードを利用したくないユーザーにとってはメリットです。
クレジットカードは持っていない、または使いたくない場合でも、口座振替を利用して支払いをすることができます。
クレジットカードに関する手続きやカードの発行にかかる時間や手間を省くことができます。

支払い負担を軽減できる

口座振替は支払い負担を軽減するメリットもあります。
支払いが毎月一定の金額で自動的に行われるため、収入に合わせて支出を計画するのが簡単です。
支払いのたびにお金を用意する必要がなく、急な支出に差し支えないため、予算管理がしやすくなります。
さらに、支払いの滞納リスクを減少させることができますし、支払いのことを考えなくて済むという点にもメリットであるといえるでしょう。

口座振替の代替手段!PaymentTechnologyの「オクラス」とは

さて、ここまで口座振替についてご紹介してきましたが、視点を少し変えて、口座振替も代替手段であるPaymentTechnologyの「オクラス」についてみてみましょう。
中小企業やフリーランスの間で、請求書の支払いを銀行振込からカード支払いに切り替えるサービスが注目を浴びています。

PaymentTechnologyオクラスは、

1.中小企業やフリーランス(以下、利用者)が、取引先から請求書を受け取る。
2.利用者は、カードで請求額と手数料を、PaymentTechnologyオクラスを利用し、決済する。
  オクラスを通じて、利用者の取引先に請求額の支払いを実行する。

銀行振込のカード払いへの転換サービスである、オクラスを使うことにより、支払いを最長53日延長できます。
すでに持っているクレジットカードを使うので、審査なしで手軽にすぐ利用可能です。
銀行振込の支払いをカード払いにまとめ一元化すれば、経理業務の大幅な効率化も期待できるのでぜひ検討してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
総称すると、口座振替は、支払いや収入の自動化に役立つ仕組みです。
ユーザーは口座情報を登録し、支払いを自動化するか、収入を受け取ることができます。
メリットとしては、手間の軽減、クレジットカード不要、支払い負担の軽減があげられます。
しかし、支払いの予測難易度や銀行の手数料、変更やキャンセルの難しさにも注意が必要です。
バランスを考えて最適な支払い方法を選びましょう。口座振替は生活を便利にする一方で、注意が必要な面もある便利なサービスです。
代替手段でもあり、支払いのおまとめにも繋がるPaymentTechnologyの「オクラス」もぜひ検討してみてください。

執筆者 M.S

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