企業活動に伴い、お金の動きを数値化し管理する経理業務は、非常に複雑です。会社の規模にもよりますが、月末・決算期などは仕事量が多くなるため、日々の業務はできるだけ効率化したいところです。今回は、経理の支払いを法人カードで行った際のメリットと注意点を解説します。
■経費精算の簡略化と業務効率化につながる
経費精算も法人カードがあれば現金での精算が不要になり、支払いを法人カードに限定することで、振込手数料の軽減や、精算処理のミスを減らすこともできます。また、社員ごとの領収書も無くなり、カードの利用明細のみの管理となるため、業務の効率化につながります。
■法人カードのメリットと注意点
法人カードを利用することで、様々なメリットを得ることができます。
・法人カードを利用することで、立替金の精算や仮払いの処理を無くすことができます。
また、上記の処理がなくなることにより小口現金もほとんど無くすことができます。
・法人カードの利用金額は、カード利用明細で確認できるため、水増しされた経費申請等の不正を防ぐことができます。
しかし法人カードは気軽に使えてしまうため、カード利用前の事前申請を必須にするなど、内部統制の構築も必要になります。
■まとめ
法人カードをうまく使うことにより、経理業務の効率化につながります。
しかし、法人カードが不正利用されてしまうケースもあります。不正利用されないためにも、社内の内部統制の構築が必須になるでしょう。
執筆者 S.A
