「銀行融資」という言葉、一度は耳にしたことがあるでしょう。でも、具体的に「銀行融資とはなんだろう?」と思ったことはありませんか?
今回は、銀行融資を受ける方法や種類、また融資以外の資金調達方法についても解説していきます。
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支払いを約2ヶ月先延ばすことができ、融資以外の新しい資金調達方法の1つです。後ほど詳しくご紹介いたします。
目次
銀行融資とは
「銀行融資」とは、ざっくりいうと、銀行がお客さま(個人や企業)にお金を貸すこと、要するに、「お金を借りる」という行為そのもののことをいいます。
簡単に思えますが、「融資」という行為には色々なニュアンスが隠れています。
銀行には大手銀行から地域密着型の信用金庫まで様々なタイプがあり、それぞれの銀行が持っている融資の特色や条件、サービスが異なります。
例えば、最近注目されているネット銀行。従来の銀行とは違って、店舗を持たずにインターネット上でのみ営業を展開しています。
ネット銀行の強みは、24時間いつでも融資の申し込みができることや、低金利での融資が可能な点です。
また、手続きもシンプルでスピーディーなので、急な資金ニーズにも柔軟に応えてくれます。
一方、地域に根付いた信用金庫は、その地域の経済や文化を深く理解しているため、地域に特化した融資サービスを展開しています。
特に中小企業や個人事業主にとっては、信用金庫が持つ地域のネットワークや情報を利用して、ビジネスの成功をサポートしてくれる頼もしい存在となっています。
「融資」と一言で言っても、実はその背景には銀行の「信用力」が影響しています。
銀行は、お金を借りたい人や企業の「信用力」をチェックし、それに基づいて融資を行うかどうかを判断するんです。
これが「融資の審査」と呼ばれるものです。もし、返済能力が確保されていると判断されれば、融資が成立し、お金を借りることができます。
逆に、返済のリスクが高いと判断された場合は、残念ながら融資の申し込みは通らないこともあります。注意しましょう。
銀行融資の種類について
銀行からお金を借りる時、全てが「同じ融資」だと思っていませんか?実は、その背後には様々なタイプの融資が存在します。
ここでは、その中でも特に注目すべき3つの融資に焦点を当てて、みていきます。
プロパー融資とは
まずは「プロパー融資」からご紹介します。プロパー融資とは、銀行が直接顧客に対して行う、一般的な融資のことをいいます。
実はこの言葉、英語の “proper” が語源であり、proper は「適切な」「正しい」という意味です。
では、なぜ銀行融資に使われるのでしょう?それは、銀行が特定の保証機関を使わず、自らの判断で行う融資であるからです。
つまり、銀行が「正統派」として、顧客との信頼関係だけで行う融資です。
信用保証協会の保証付き融資
次に、「信用保証協会の保証付き融資」についてです。
これは、一言でいうと、銀行と借り手の間に信用保証協会という第三者が入るタイプの融資のことをいいます。
銀行が直接融資のリスクを負わず、信用保証協会がそのリスクを担保してくれるスタイルです。
この場合には、銀行は比較的安心してお金を貸すことができます。
特に、新規事業や中小企業の方々にとっては、この保証があることで融資を受けやすくなる場合が多いとされています。
オンライン融資(ビジネスローン)
そして、最後に「オンライン融資(ビジネスローン)」についてです。
これは、従来の銀行の窓口を訪れることなく、インターネットを通じて行う融資のことをいいます。
スマホやPCから申し込みを行い、審査もオンライン上で簡潔できるのが特徴です。
時間を取られなくてすむので、場所を選ばない手軽さが魅力的です。
特に、新興のネット専業銀行やファイナンス会社が、このタイプの融資を積極的に展開しています。
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中小企業が銀行のプロパー融資の審査に通りにくい理由とは
銀行の融資審査は、中小企業にとっては難関と感じることが多いかもしれません。
では、その背後にはどのような理由があるのでしょうか。具体的な理由を3つに分けて詳しくみていきます。
審査が通りづらい、といった際にはキャッシュフロー改善を実現!オクラスをご紹介いたします。
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信用力が低い
そもそも、信用力とは、事業者の経営能力や財務健全性を示すものであり、銀行から融資を受けるための最も基本的な条件といえます。
中小企業が信用力が低いと判断される背景には、以下のような要因が考えられます。
1.業績が不安定
数年間の赤字経営やまたは売上の大きな変動がある場合、銀行は返済能力に疑念を抱く可能性があります
2.過去の返済履歴
既存の借入れにおいて遅延などのトラブルがあった場合は、その企業の信用情報が低下します。
3.経営の不透明性
銀行は貸し手として、借り手の事業内容や経営方針を理解した上で融資を行います。
情報提供が不十分な場合、信用力が低いと判断されることもあります。
保全(担保)などが乏しい
融資を行う際、銀行はリスクを回避するために担保を求めることが一般的です。
中小企業が担保を提供できない、または提供する担保の価値が不十分な場合、融資の審査を通過するのは難しくなります。
1.物的担保の不足
不動産や機械などの有形固定資産が少ない場合、銀行はその企業に対して融資リスクが高いと判断することが多いです。
2.担保としての質
すでに他の金融機関で担保として活用されている資産や、市場価値が不安定な資産は、銀行から見て高品質の担保とは認識されないことの方が多いでしょう。
3.保証人の不在
特に新規事業や起業初期の段階では、信用力の代わりに保証人を求められることがあります。
適切な保証人が見つからない場合、融資のハードルはさらに高まるケースも多いです。
メインバンクが貸していない
多くの中小企業は、主要な取引先として一つの銀行(メインバンク)と深い関係を築いています。
そのメインバンクが融資を行っていない場合は、他の銀行からの融資を受けるのが難しくなることがあります。
1.信用情報の共有
金融機関間での信用情報の共有が行われており、メインバンクが融資を控えている理由が他の銀行にも伝わります。
2.メインバンクの評価
一般に、メインバンクはその企業の最も深い部分まで理解していることが多いです。
従って、メインバンクが融資を行っていないことは、他の銀行にとって大きなマイナス要因となります。
中小企業が銀行のプロパー融資を受けるためにできること
中小企業が経営を拡大するためには、外部からの資金調達が不可欠であり、銀行のプロパー融資はその主要な選択肢のひとつです。
しかし、銀行の審査は厳しいとされ、多くの中小企業が融資を受けるのが難しいと感じることが少なくありません。
そこで、どのような準備やアプローチが必要なのかみていきましょう。
1.増収増益の取り組みを目指す
銀行は返済能力を重視します。増収増益を継続的に実現することで、銀行に安定した経営基盤をアピールすることができます。
具体的には、新しい市場の開拓や商品・サービスの多角化などの取り組みが考えられます。
2.返済の実績を作る
既存の借入れに対する返済実績は、新たな融資を受ける際の大きなポイントとなります。
返済を正確に、そして期限通りに行うことで、信頼関係を築くことができます。
3.顧問税理士や金融に詳しい専門家のサポート
経営に関するアドバイスや融資の申し込み書類の作成に専門家のサポートを得ることで、銀行への信頼度を上げることができます。
4.自己資本比率を高める
自己資本比率が高いということは、経営の健全性を示す指標となります。
自社の資本を増やし、外部資金に頼らない経営を目指すことで、銀行の信頼を得やすくなります。
5.資金繰り表で経常収支項目をプラスに
資金繰りの健全性は銀行融資のキーとなります。
短期的な経常収支をプラスに保つことで、資金繰りの安定性をアピールすることができます。
6.事業計画書をしっかり作成する
事業計画書は、企業の未来のビジョンや具体的な取り組みを示す重要な書類です。
まとめると、銀行のプロパー融資を受けるためには、信頼関係を作ることと経営の健全性は重要です。
中小企業の経営者の方々は、上記で述べた点を意識していきましょう。
中小企業が銀行のプロパー融資以外で融資を得る方法
銀行のプロパー融資は中小企業の資金調達における主要な手段ですが、必ずしもすべての企業にとって最適な選択肢とは限りません。
しかし、プロパー融資を得られない場合でも、他に多くの道もありますので解決していきます。
・事業者向けカードローン
多くの銀行やクレジットカード会社が提供しており、特に短期間での小額の資金調達には非常に役立ちます。
審査期間が短く、柔軟な返済プランが特徴で、急な資金ニーズに応えることができます。
・リースやレンタルの利用
大きな初期投資を避けつつも、必要な機器や機械を手に入れることができます。
特に最新の設備や高額な機器を必要とする企業にとっては、賢明な選択となるでしょう。
・クラウドファンディング
これは、一般の人々から直接資金を募るという方法で、商品やサービスの市場テストとしても利用されることが多いです。
成功すれば、大きな資金を得るだけでなく、新しいファンや顧客を獲得するチャンスも広がります。
これに付随して、革新的な事業を進める企業にとって、ベンチャーキャピタルからの投資は大きな魅力を持っています。
彼らは事業の将来性を重視して資金を提供し、その後の成長をサポートしてくれることも。
ネットワークの拡大やビジネスの知識を共有してもらえることも、この方法の大きなメリットとなります。
・公的融資
地域の中小企業振興機関や政府が提供する融資制度は、特定の条件を満たす企業に対して低金利での資金調達の機会を提供しています。
条件をクリアすれば、非常に有利な条件での融資を受けることが可能となります。
最後に、アセットファイナンスも考慮する価値があります。
これは、企業が所有する資産を担保にして資金を調達する方法です。
不動産や機械、在庫などの資産を活用し、迅速に資金を得ることができます。
いずれの方法も、それぞれの企業の状況やニーズに応じて選ぶ必要があります。
資金調達は重要なステップですが、それをどのように活用して事業をさらに発展させるか、その視点を持つことが成功へのカギとなります。
まとめ
本記事では、銀行融資の具体的な方法、その多様な種類、そして銀行以外での資金調達方法を詳しく解説しました。
一方、銀行以外の資金調達方法も豊富に存在します。
クラウドファンディング、ベンチャーキャピタル、エンジェル投資家など、それぞれの方法には独自の特徴やメリットがあります。
結論として、資金調達はビジネスを成功に導くための鍵となる要素の一つです。
しかし、その方法は一つではありません。
ビジネスのステージやニーズ、状況に応じて、最適な資金調達方法を選ぶことが求められます。
これまでの内容をしっかりと理解し、自らのビジネスに適した資金調達の方法を選択することで、より確実なビジネスの基盤を築くことができるでしょう。
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執筆者 M.S