2023/11/21
給与

【基礎知識】給与口座振り分けとは?

これまで、みなさんは働いた分のお金をどのように受け取っていたでしょうか。
多くの人は銀行口座に振り込まれた給与を必要に応じて分配するような方法をとってきたのではないでしょうか。
これは一般的には企業が振込を行うのはひとりにつき1口座であり、口座に振り込む分だけ手数料がかかるため制限されているようなものでした。
しかし、デジタルマネーの出現により、これまでの様式が変わるかもしれません。
この記事では、給料を一つの口座に全額振込をしていた歴史を、変える可能性のある給与デジタル払いとはどのようなものかを紹介して、給与の受取方法が多様化しても流れについていけるように基礎から説明していこうと思います。

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※出典:「銀行の使い分けに関するアンケート調査」マイボイスコム株式会社調べ(2023年4月)

目次

デジタル給料(給与デジタル払い)とは

給料を振り分けるとは?

銀行振込と給与デジタル払いの違いとは

最大5口座まで振分け可能 エニペイとは

まとめ

デジタル給料(給与デジタル払い)とは

デジタル給料を理解するうえで、まずはデジタルマネーとは何を指しているのかを理解して、デジタル給料について学びましょう。

・デジタルマネーとは?
デジタルマネーは、紙のお金や硬貨の代わりに、コンピューターやスマートフォンのような電子的なデバイスによって扱われるお金の形式です。
これは、物理的な形を持たない電子データとしてのお金を意味し、デジタルマネーを利用することで、インターネット上でのショッピングやスマートフォンアプリを通じた支払いが可能になります。
例として、Apple Payのような電子ウォレットやビットコインのような暗号通貨があり、これらは使いやすく便利なお金の代替手段として、日々の生活の多くの場面で利用されています。

・デジタル給料とは?
デジタルマネーとは何かがわかったところで、デジタル給料について説明していきます。
デジタル給料とは従来の銀行口座を介さずに、スマートフォンなどのデジタルデバイスを通じて給料を受け取る革新的な支払方法です。
これまで給料の支払いは銀行口座を通じて行われるのが一般的でしたが、この新しい方式では銀行口座がなくても給料を受け取ることが可能となります。
現在、キャッシュレス化の進展とスマートフォン決済の普及に伴い、デジタルで給料を受け取ることへの需要が高まっています。
この分野で重要な役割を果たすのが資金移動業者で、これは銀行以外の事業者が為替取引を行うことを指しており、資金移動業者を通じて企業が従業員に対してデジタルで給与を支払うことを可能にしています。
現状では、2023年4月時点で、デジタル給与支払いは法的に許可されていますが、実際の運用には厚生労働省の資金移動業者への審査が必要で、審査完了後にデジタルマネーでの給与支払いが行える流れとなります。

また、給料をデジタルマネー払いにするデジタル給料ですが、すべてのデジタルマネーが当てはまるわけではありません。
ビットコインを代表とする暗号資産は、現金化できない理由などからデジタル給与で受け取れるデジタルマネーには含まれていないことも覚えておきましょう。

給料を振り分けるとは?

口座を複数持つことで管理が難しくなると考えている人もいますが、実際には給与を異なる口座に分けて管理することで、ひとつの口座だけを使うよりも簡単になることがよくあります。
この方法には以下のような利点があります。

・何に使っているかが分かりやすくなる
給与を複数の口座に分けて管理することにより、支出の明確化を可能にします。
これにより、お金の使い過ぎがあった場合でも、何にどれだけ使ったかを容易に追跡できます。
さらに、各口座を特定の目的ごとに分けることで、必要な金額を予め確保し、後になって資金不足に陥るリスクを避けることができます。
予定された支出のために、必要な金額を残しておくことが難しいと感じることも、給与の振り分けを利用すれば解決できるでしょう。
この方法により、計画的な資金管理が容易になります。

・節約につながる
一つの口座にすべてのお金をまとめると、貯蓄用の資金とクレジットカードの引き落とし用資金が混在し、結果として無駄遣いをしてしまう人も少なくありません。
給与の振り分けを行うことで、使用する予定の金額だけを口座に入れておくことができます。
この方法は、使える金額に限りがあることを意識させ、無駄遣いを抑える効果があります。
貯蓄を増やしたい場合は、専用の貯金口座を設けて給与を分けることにより、計画的に貯金することが可能です。
このようにして、「お金を貯めることができなかった」という状況を避けることができます。

・家計簿をつけやすくする
複数の口座を持つことで、クレジットカードの支払いや公共料金などの特定の費用は別々の口座から引き落とすことが可能なり、このように支出の種類ごとに口座を分けると、家計簿をつける際の労力も少なくて済むので、効率的な管理が実現します。

銀行振込と給与デジタル払いの違いとは

従来の銀行振込と給与のデジタル払いでは具体的にどのように変わってくるのでしょうか。
下記の図を参考に確認していきましょう。

  銀行振込 給与デジタル払い
振込の方法 従来の銀行振込は、給与を従業員の銀行口座に直接振り込む方法です。これには、企業が銀行を通じて取引を行う必要があります。 銀行口座を介さずに、デジタルウォレットや他の電子決済サービスを通じて給与を支払う方法であり、これにより、従業員はスマートフォンなどのデバイスを使用して給与を受け取ることができます。
必要な口座 従業員は、給与を受け取るために銀行口座を持っている必要があります。 従業員は銀行口座を持っていなくても、対応する電子決済アカウントを持っていれば給与を受け取ることができます。
処理速度 銀行振込の処理には時間がかかることがあります。特に、週末や祝日は次の営業日まで待つ必要がある場合があります。 デジタル払いの場合、処理は瞬時に行われ、従業員は即座に給与を受け取ることができます。
利便性 銀行口座への振込は伝統的な方法で、多くの企業で標準的に利用されています。 デジタル払いは、特にモバイル決済が普及している環境では、より現代的で柔軟な支払いオプションとなります。

これらの違いにより、銀行振込はより伝統的で確立された方法として多くの企業で利用されていますが、給与デジタル払いが実際に利用できるようになると、より便利な方法として利用者に支持されるかもしれません。

最大5口座まで振分け可能 エニペイとは

給与のデジタルマネー払いが可能

1.企業が銀行の口座を介さず、スマートフォンの決済アプリや電子マネーを利用して振り込むことができる。

2.従来の口座以外に給与を振分け可能
デジタルマネーを含む指定した受け取り方法で、証券口座や給与を最大5口座に振り分けることのできる

3.ビジネスモデルの特許を取得済み
従業員の給与債権の登録ができ、一定の日付・方法で給与の全部又は一部を繰り返し支払い、その結果を保持しておくことができるシステム【特許第6928708号】

まとめ

近年のデジタルマネーの利用の増加により、給料もデジタルマネーで受け取れるようになる日が近づいていますが、みなさんはこれまで通り銀行振込で受け取りますか、それともデジタルマネーで受け取る方法を選択しますか?
どちらを選択しても信用性のある方法には変わりありませんので、より自分の生活スタイルに合わせた、便利な使い方をしましょう。

執筆者 B.M

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