クレジットカードは便利な決済手段として広く浸透しています。
ただお店がクレジットカードの加盟店になるためには、アクワイアラとの契約が必要になります。
アクワイアラ？と思う方も多いと思いますので、本記事ではアクワイアラについてわかりやすく解説します。
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■アクワイアラとは
アクワイアー（acquirer）は直訳だと「取得者、入手者」という意味で、
アクワイアラは、国際ブランド（VisaやMasterCardなど）からライセンスを取得し、
クレジットカードの加盟店との間をつなげる機関のことです。
日本の金融業界内では、「加盟店契約会社」や「加盟店管理会社」といわれることもあります。
アクワイアラの主な役割は、「加盟店が適正な取引を行うように管理すること、加盟店に対し滞りなく代金を支払うこと」です。
引用：国民生活センター「国際カードのしくみ（１）」より
■アクワイアラの具体的な役割
具体的な役割について詳しくみていきましょう。
アクワイアラの具体的な役割は主に3つです。
〇新規加盟店の開拓
クレジットカードの加盟店を増やす役割を担っています。
お店側がクレジットカード決済を利用したい場合には、国際ブランドからライセンスを取得しているアクワイアラと契約することになります。
最近では、店舗にて複数決済を選べる場面が多いと思います。これも店舗がアクワイアラと契約を結んでいるからです。
※国際ブランドによっては、自らアクワイアラの役割を担っているブランドもあります
〇加盟店の審査、管理
アクワイアラは加盟店契約をすると同時に、審査をする役割があります。
審査では、本当にクレジットカードを導入してよいのかという店舗の「信用力」が見られているそうです。
また、契約締結後の加盟店の管理も行っていきます。
〇加盟店への立替払い
加盟店にてクレジットカード決済が行われた場合、アクワイアラが加盟店に支払いを行います。
カードが切られた場合、そのカードの発行会社（イシュア）に請求が行きますが、
カード会社は加盟店と契約を結んでいないため代金の支払いができません。
そこでカード会社がアクワイアラに代金を支払い、アクワイアラから加盟店に代金の支払いが行われます。
■まとめ
アクワイアラとは何かご理解いただけたでしょうか。
アクワイアラは国際ブランドと加盟店をつなぐ役割をします。
お店にクレジットカード決済を導入したい場合には、アクワイアラと契約をむすびましょう。
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執筆者 S.K
