2023年6月22日に声優の岡本麻弥さんが、アニメプロデューサーやアニメーターと一緒にインボイス制度の中止を求める記者会見をしたのは記憶に新しいと思われます。
会見をした主な理由としては、インボイス制度が開始したことによって3割以上の声優が廃業になることを懸念してのことだとされています。
今回は、声優がインボイス制度へ反対している理由や、なぜ声優が廃業になるのかについて紹介していきます。
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■インボイス制度、声優が反対運動を起こしている理由
インボイス制度に対して声優が反対運動を起こしている理由は簡潔にいえば、下記の2点があげられます。
・ 収入の減少
・ 依頼される仕事の本数の減少
これにより声優業を廃業しなければならなくなる人が増えるために、反対運動を起こしています。
次に、なぜ声優がインボイス制度と直接的な関係があるのかについて紹介します。
声優の契約の仕組みとしては、ベテランや大御所クラスになると独立して自分の会社を立ち上げるケースが多いですが、新人〜中堅クラスだと基本的には声優事務所に所属をして仕事をします。
この際の契約はサラリーマンのような社員という雇用ではなく原則として個人事業主としての契約になっていて、個人事業主として事務所に所属し、そこからオーディションなどで仕事を取って報酬をもらう仕組みです。
そのため、インボイス制度がはじまると今までは収入として得ていた消費税を納めなければならなくなります。
インボイス制度に加入していないと仕事を斡旋してもらえる企業からの仕事が減る可能性もあるため、選択についてはよく検討する必要があります。
■声優に限らずフリーランスに必要な解決策とその影響
声優に限らず、フリーランスや個人事業主には大きな影響を及ぼすインボイス制度ですが、基本的な解決策としては下記の3点があげられます。
・ 要求する報酬の金額をアップする
・ 報酬がアップした分だけ自分の仕事に対するクオリティを上げる
・ 今まで掛けていた手間や労力を削減する
これらの行動を起こすことで、インボイス制度への加入よって消費税を納めなければならなくなったとしても、現状の報酬を維持またはアップすることが可能です。
ある程度以上の実力があるフリーランスにとっては、インボイス制度は追い風となることが考えられるので、この機会に周りと差を付けられると考えると悪いことばかりではありません。
■まとめ
今回は、声優業に対するインボイス制度の影響について詳しく紹介しました。
声優はアニメや洋画に声を吹き込む仕事ですが、年々希望者も増えていて、小中学生の将来の夢に声優がランクインして長い期間が経ちます。
それほどまでに認知されている声優業という仕事ですが、報酬に関しては他業種よりも弱く、インボイス制度の影響が強い職種でもあります。
影響が強いだけにインボイス制度はしっかりと考えなければいけません。
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執筆者 S.A