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学生インタビュー、企業の魅力や強み、そして大学生が働きやすい環境づくりについて紹介していきます。
第7回は伝統的かつ格式を高く評価いただき、株式会社人形町今半様を取材させていただきました。
取材ご協力:株式会社人形町今半総務部兼経理部 部長佐藤様
インタビュアー:早稲田大学法学部1年生 澤田さん
東京・墨田区本所吾妻橋の地に、明治28年(1895年)に誕生して以来、数々の激動の時代を乗り越えてきた老舗「人形町今半」。 その歴史は、岡山から移転した髙岡常太郎氏が始めた一軒の明治の荒波の中で、店号は「今半」または「今用」とも伝えられ、時代の流れに合わせながらも「お客様に最高の味とおもてなしを」という変わらぬ想いを貫きました。
現在、人形町今は、飲食店、精肉惣菜店、タレ類・レトルト商品等の販売、弁当・パーティー料理等の製造販売及びケータリング事業と多岐にわたる事業形態を展開し、伝統と革新が融合し多岐にわたる事業形態を展開し、伝統と進歩が融合したサービスを提供します。今回は、総務・総務部の佐藤さんに、実際の現場で感じる魅力や教育、制度、そしてこれからのキャリア形成についてお話を伺いました。
- 歴史と伝統が育む「人形町今半」の精神
人形町今半は、大正12年の関東大震災後の復興期に営業を再開し、昭和時代には「今半本店」や「浅草今半」として分店を展開。昭和27年には日本橋支店がオープンし、昭和31年に人形町今半として独立。創業家の次世代がその伝統を引き継ぎながらも、独自の進化を遂げてきました。特に、昭和34年の高度経済成長期には、役員弁当として温かいすき焼きの出前サービスを開発するなど、常に新しい挑戦を続ける姿勢が評価されています。
「私たちが大切にしているのは、伝統を守りながらも時代に合わせて革新を続けることです」と佐藤さんは語ります。お客様のニーズに応えつつ、既存の枠にとらわれない新たなメニュー開発や、接客スタイルの進化は、人形町今半ならではの誇り。
- 厳格ながらも温かな教育制度
人形町今半で働く最大の魅力は、徹底した研修制度にあります。どんなお客様にも感動をご提供するおもてなしスキルが身につくことです。人形町今半はすべての事業において、誰かをおもてなしするための商品・サービスをご提供しています。そのためには目の前のお客様が求めているものを察知し、どのような対応をしたらより喜んでいただけるかを常に考えながら行動する必要があります。アルバイトでもそのスキルを学んで実践できるための研修が充実しています。
■ すき焼き研修のこだわり
佐藤さんは、「すき焼きの研修は特に徹底しています。野菜を入れる順番、割下の入れ方、量までもが細かく指導され、模擬練習を経て初めて実際の具材を使います。先輩方に味見してもらい、『ここが足りない』『もっとこうすれば…』というフィードバックをもらいながら、完成度の高いサービスを学んでいきます」と熱く語ります。
このような研修を通して、たとえ初めは未経験の学生でも、短期間でプロの技術と接客マナーを習得することができ、どんなお客様にも安心して対応できるスキルが身につきます。
■ 細部にまで及ぶマニュアル指導
会社の接待の席や、家族のお祝い事で利用されるお客様が多い人形町今半では、日本の礼儀作法やビジネスマナー、食文化を学び、理解し、実践できる指導が行われています。長年の経験を持つ先輩スタッフが、親身になって教えてくれる体制は、細かな部分にまで徹底した指導が行われています。長年の経験を持つ先輩スタッフが、親身になって教えてくれる体制は、働く上での大きな安心感となり、社会に出たときにも必ず役立つスキルとして定着します。
- 多世代が共に働く温かな職場環境
人形町今半の職場には、85歳という最高年齢のスタッフをはじめ、60歳以上のスタッフが300名以上活躍するなど、世代を超えた多様な人材が集っています。
■ 経験と若さが織りなす相互学習
若い学生アルバイトから、長年の経験を持つシニアスタッフまで、年齢や経験の違いを超えて、互いに学び合う環境が整っています。佐藤さんは「現場でのやりとりや、日々の接客の中で得られるお客様からの『ありがとう』という言葉は、年齢を問わずどなたにとっても大きな励みになります。シニアスタッフの豊富な経験は、若いスタッフにとってかけがえのない財産となります」と語ります。
■ 社員とアルバイトが同じ目標に向かって
また、アルバイトの中には、将来的にCA(客室乗務員)を目指す学生や、異業種からの転職者も多数在籍。企業の偉い方と直接接する機会もあり、そこで培われるコミュニケーション力や礼儀作法は、将来のキャリア形成において大きな武器となります。
「人形町今半で働いた経験は、どこに行っても誇れるブランドになります。お客様や同僚とのふれあいを通じて、確かな成長を実感できる環境です」と佐藤さんは自信を持って伝えます。
- 充実した福利厚生とキャリアアップの機会
人形町今半は、社員の働きやすさや心理的安全性の確保にも力を入れています。新入社員歓迎会や各店舗での定期的な食事会、さらには年に数回の全社合同のイベントなど、職場内のコミュニケーションを大切にする取り組みが根付いています。
■ 働く環境の改善と意見反映
近年、社内風土も大きく変化。例えば、クレーム報告に対して原因の追求よりも改善策を重視するなど、より社員一人ひとりの意見を尊重し、失敗から学び成長できる環社員一人ひとりの意見を尊重し、失敗から学び成長できる環境作りが進められています。総務部門では、休暇制度の充実や働く環境の整備にも力を入れており、若手の意見も積極的に取り入れられています。
■ 多様なキャリアパスの提供
飲食店の接客業だけでなく、販売店やネット通販、弁当およびケータリング事業や営業職といった異なる部門での経験が可能。現場での経験を積んだ後は、管理職へのキャリアアップも視野に入れることができ、長期的なキャリア形成が実現できます。
「一度他社で経験を積んでから、また人形町今半に戻ってきてくれるスタッフも多いです。それだけ、ここでの経験が自信となり、ブランドとしても評価されるからだと思います」と佐藤さん。多角的なキャリアパスを求めるあなたにとって、非常に魅力的な職場環境です。
- 人間性を最重視した採用方針
「人形町今半が求めるのは、単なるスキルや経験だけではありません。何より大切なのは『人間性』です。」
佐藤さんは、採用にあたっての最も重視するポイントについて、「明るく元気で、前向きな姿勢を持ち、他人の違いを尊重できる人。自分のミスに対しても、次にどうすればよいか前向きに考え、チャレンジ精神を持って取り組める人を求めています」と話します。
接客業は、お客様一人ひとりに合わせた柔軟な対応が求められます。そのため、誰かのために何かをしてあげたいという気持ちが、日々の仕事の原動力となるのです。学生アルバイトの中には、接客を通して将来のビジネスシーンで活躍したいと考える方も多く、人形町今半での経験がそのままキャリアの礎になるという声も多く聞かれます。
- 伝統と革新の交差点で、新たな一歩を踏み出すあなたへ
「食文化を磨き上げ社会に貢献する」という理念のもと、人形町今半は常にお客様に心から満足していただくことで従業員も幸せになることを追求してきました。佐藤さん自身も、大学で観光学を学び教育者を志していた頃から、飲食業界に身を投じた理由として、”人と人とのつながり”や”おもてなし”の大切さに気づき、転職を決意したと語ります。
この仕事の魅力は、目の前のお客様から直接「ありがとう」と言っていただける瞬間に尽きます。お客様が食事を楽しみ、笑顔で帰っていく姿は、スタッフ一人ひとりのやりがいとなり、日々の励みとなっています。コロナ禍においては、ウーバーイーツなどのデリバリーサービスが盛んになりましたが、人形町今半は「人と人との関わり」という本来の接客の醍醐味を大切にし、対面でのサービスを続けています。
また、企業としては高齢者のアルバイト採用にも積極的で、退職後のビジネススキルを活かし、若いスタッフとともに働く環境を整えています。こうした多様な働き方が認められる職場だからこそ、長い歴史に裏打ちされたブランドの一員として、あなたも安心してキャリアを築いていくことができるのです。
- 実際の現場からの声―生のエピソード
【研修中の熱意】
ある学生アルバイトは、初めてすき焼きの研修に参加した際、「フェルト製のサンプルで何度も模擬練習をした後、先輩に『もう少しこうしたらもっと美味しく見える』と言われた瞬間、プロの世界に足を踏み入れたんだと実感しました」と話しています。研修は厳しいものの、終わった後に感じる達成感は格別です。
【お客様とのふれあい】
また、別のスタッフは、「お客様から『人形町今半で食べたすき焼きは初めてだけど、これまで食べた中で一番美味しかった』とお褒めの言葉をいただいたときは、自分が人を幸せにできる仕事に就いていると強く実感します」と語ります。こうした生の声が、働く上での大きな励みとなり、仲間との絆を深める一因となっています。
【出戻りスタッフのエピソード】
さらに、かつて他社で経験を積んだ後、再び人形町今半に戻ってきたスタッフも多く存在します。「他社で働いた経験を通して、人形町今半での経験がどれほど貴重であったかを再認識しました。ここで培った接客技術と人間性は、どこに行っても通用する財産です」と、出戻りで復帰された方は、人形町今半のブランド力と教育の充実度を高く評価しています。
- あなたの“今”が、未来への大きな一歩に
もし、あなたが「人のために何かをしたい」「自分自身を成長させたい」「伝統ある環境で新たな挑戦をしてみたい」という強い思いをお持ちなら、人形町今半でのアルバイトはまさに理想のフィールドです。
ここでは、いくつもの研修を通して様々な知識を学び、先輩スタッフや多様な仲間とともに成長できる環境が整っており、その経験は将来必ずや大きな糧となるでしょう。接客を通して培われる礼儀作法やコミュニケーション能力は、飲食業だけでなく、どの業界においても貴重なスキルとして評価されます。
- 最後に―採用担当者からのメッセージ
佐藤さんは、応募を検討している方々に向けてこう語ります。「人形町今半は、ただのアルバイト先ではなく、一生の財産となる経験が詰まった場所です。お客様の笑顔、先輩たちの温かい指導、そして仲間との絆。すべてが、あなた自身を豊かにし、次のキャリアへと繋がる大切な一歩です。私たちは、『人間性』を最も大切にし、明るく前向きで、他人を思いやる心を持った仲間を求めています。ミスを恐れず、チャレンジ精神旺盛なあなたのエネルギーを、ぜひ当社で発揮してほしいと思います。」
また、「社員、アルバイトを問わず、皆が自由に意見を出し合える環境を作ることに力を入れています。ここで働くことで、あなたは『接客のプロ』としての誇りと自信を確実に手に入れることができるでしょう」と、未来に向けた期待を込めてメッセージを送っています。
- 応募方法と今後のキャリアビジョン
応募方法はシンプル。公式サイトや各店舗の求人情報からエントリーするだけです。まずはお気軽にお問い合わせください。面接では、あなたの「やる気」や「人間性」を大切にし、将来のキャリアプランについてもお話を伺います。
また、人形町今半での経験は、単なるアルバイトの枠にとどまらず、将来的に正社員登用や他部署への異動といったキャリアアップのチャンスも豊富に用意されています。さまざまな部門での実務経験を通じ、あなた自身の可能性を広げるフィールドとして、人形町今半は最適な環境です。
結び
伝統と革新、様々な知識を学べる教育と温かな人間関係が融合した「人形町今半」。ここでの仕事は、あなたにとってただのアルバイトではなく、生涯の財産となる貴重な経験となることでしょう。
もし、あなたが「人のために何かをしたい」「成長を実感できる現場で働きたい」と思っているなら、今こそその第一歩を踏み出す時です。伝統あるブランドの一員として、共に新たな歴史を刻み、未来のキャリアを築いていきませんか?
学生インタビュアー澤田さんの感想
株式会社人形町今半の取材を通じて、歴史ある老舗ならではの伝統や慣習が根付いている一方で、若い世代の視点も取り入れ、さまざまな職種を体験できる機会があることが印象的でした。従業員一人ひとりが多様なスキルを身につけながら成長できる環境が整えられています。また、礼儀作法や接客スキルを磨きたい人にとっては、大変刺激的な職場になると感じました。
【企業情報】
- 社名:株式会社人形町今半
- 事業内容: 飲食店・小売店の経営、高級弁当・パーティ料理等の製造販売及びケータリング事業、タレ類・レトルト食品等の製造販売、インターネット等を利用した通信販売
- 特徴: 人形町今半は、創業100年以上の歴史を誇る老舗の名店で、特に「すき焼き」や「しゃぶしゃぶ」の専門店として広く知られています。 厳選された最高級和牛を使用した料理は、一つが職人の技で仕上げられ、食べる人を魅了します。 伝統を守りながらも、常に新しい挑戦をし続ける姿勢が特徴で、その精緻なおもてなしと、落ち着いた雰囲気の店内で、特別な食事体験を提供しています。
(※この記事の内容は、インタビュー当時の情報をもとに作成しています)
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