2023/10/26
BtoB決済

企業間取引とは?様々な決済手段やメリット・デメリットについて解説

私たちがスーパーで商品の購入・支払いを行うように、企業の間でも製品のやり取りやサービスの提供・支払いなどが
活発に行われています。
このような取引を「企業間取引」と呼びます。
今回は企業間取引における、様々な決済手段について解説していきます。
近年、キャッシュレス化に伴い新しい仕組みを増えてきていますので、是非最後までお読み下さい。

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企業間取引とは?

企業間取引は「BtoB」(Business-to-Business)や「B2B」と呼ばれることもあり、広く企業間で行われる商取引のことを指します。
具体的な例としては、

1.製造業者が部品をサプライヤーから購入する。
2.ITサービス会社が他の企業にシステム開発や保守を提供する。
3.卸売業者が製品をメーカーから購入し、小売業者に販売する。

などがあります。

BtoB取引の特徴として、取引の単価や数量が大きいことや、専門的な知識や技術が関与することが多いなどがあげられます。
また企業同士で金額の多いやり取りをするということで、購入の意思決定プロセスが複雑で、多くの関係者が関与することも特徴的です。

企業間取引での様々な決済手段

企業間取引が行われた際、必ず発生するのが「決済」です。
消費者と企業のBtoCの取引では、コンビニ払いやポイント払いといった多様な決済方法が実現されてきていますが、
企業間の取引では請求書を用いた「請求書払い」がまだ多くを占めています。
ただ昨今のキャッシュレス化を推進する動きもあり、企業間での決済方法も少しずつではありますが進化してきています。
様々な企業間の決済手段についてみていきましょう。

①銀行振込

銀行振込とは、請求を受けた側が、相手の銀行口座にお金を振り込むことをいいます。
企業間の取引においては、「請求書払い」という商品の購入代金などを特定の期日に後払いする方法がよく使われます。
この後払い時には、銀行振込が主流です。
請求書払いは、まとめて決済を行うため都度決済の手間が省ける反面、請求代金回収ができない未払いといったリスクがあります。

②口座振替

口座振替は指定の金融機関の口座から、指定された日に金額が自動で引き落とされる仕組みのことをいいます。
公共料金の支払いやローンの返済といった支払いで用いられる場面をよく見ますが、企業間の取引でも用いられることがあります。
継続的に一定の金額をやりとりする場合などが当てはまります。
口座振替は一度契約を結ぶと、毎月の支払いの手間を省けるため非常に便利です。
ただ、口座残高が不足している場合には決済ができないため、口座の資金は定期的に確認する必要があります。

③クレジットカード決済

クレジットカード決済は、カード発行会社が発行するクレジットカードで決済を行う方法です。
クレジットカード支払いでは、現金の引き落としが後日行われる仕組みになっています。
私たち消費者では非常に馴染み深い決済方法と言えますが、企業間での普及はまだまだされていません。
アメリカン・エキスプレス社の「企業間決済白書 2022」の調査によると、
クレジットカード決済を受け入れている企業は6.2%という結果が出ています。
決済を受け入れている企業が6.2%という数字であることから、
実際に企業間取引の決済をクレジットカードで行っている場合は更に少ないでしょう。
企業間における取引でクレジットカードを使った場合、実際の支払いを遅らせられるため資金繰りの改善に役立ちます。
またカードを使うことでポイントが貯まり、支払いを一元管理することで業務の効率化を図ることができます。
ただ、企業間でクレジットカード決済を行う場合にはカード加盟店になる必要があり、手数料がかかります。

「BtoB EC」とは

EC(Electronic Commerce)は電子商取引のことをさし、 BtoB ECは企業間における電子商取引のことをいいます。
言葉では想像がつきづらいですが、BtoCのECサイトとしては、楽天やAmazonといったものが有名かと思います。
その企業向けのサイトがBtoB ECだと思っていただければと思います。
BtoBのECサイトは徐々に増えてきており、銀行振り込みやクレジットカード払いといった複数の決済方法を選択することができます。
経済産業省の公表からも、市場規模が年々増加していることがわかります。(2020年時点で市場規模は約334兆円)
企業によっては自社のECサイトを作成し、企業向けに商品を販売するような取り組みも増えてきており、
今後もBtoBのEC取引は広がっていくでしょう。

引用元:令和2年度 産業経済研究委託事業 (電子商取引に関する市場調査)報告書

近年耳にする「BPSP」とは

皆さん「BPSP」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
BPSP(Business Payment Solution Provider)は、国際カードブランドVisaが提唱する新しい決済スキームのことです。
BPSPにより、本来クレジットカード決済を受け入れていない企業に対しても、クレジットカード決済を行うことが可能になります。
こちらもキャッシュレス化が進む中で、企業間取引の新たな決済方法として注目を集めてきています。

Payment Technologyにおいても「オクラス」という、請求書の決済をカード払いでできるサービスを紹介しています。
法人カードをお持ちであれば誰でもご利用することができ、
キャッシュアウトを遅らせることで資金繰りを改善するような効果を得ることができます。

このようなBPSPといったスキームも、企業間決済の1つの方法として注目を集め始めています。

まとめ

企業間取引の様々な決済手段について説明しました。
現在、企業間取引の9割が銀行振込と言われている日本においても、キャッシュレス化の波は押し寄せてきています。
銀行振込だけでなく、様々な決済方法を知り、個人にあった決済方法を選択していきましょう。

特に「BPSP」の1つであるPaymentTechnologyの「オクラス」は中小企業やスタートアップ企業の資金繰りを助けるサービスであり、
注目を集めはじめてきています。
是非一度ご利用を検討してみてください。

執筆者 S.K

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