2024/02/28
IPOは通過点

【2024年2月】IPO銘柄のご紹介③

2024年2月22日までの東京証券取引所(プライム、スタンダード、グロース市場)において上場承認となったIPO銘柄は「株式会社JSH」、「株式会社シンカ」、「株式会社ダイブ」、「株式会社カウリス」、「株式会社情報戦略テクノロジー」、「マテリアルグループ株式会社」の6社となっております。詳しく見ていきましょう。

 

株式会社JSH


 

<コード>       150A 
<市場>               グロース
<所在地>            東京都
<主幹事>         SBI
<監査法>            あずさ
<承認日>             2/21
<仮条件決定日>    3/6
<BB期間>            3/8~3/14
<価格決定日>     3/15
<上場日>     3/26

 

【公募・売出株式数】


・公募 850,000株
・O A  127,500株

【想定発行価格】


 380円

【調達金額】


 323百万円

【上場時時価総額】


 2,083百万円

【事業内容】


・地方創生事業(障がい者雇用支援サービス、観光物産サービス)、在宅医療事業(精神科訪問診療コンサルティング・訪問看護サービス)

以下は、目論見書抜粋内容となります。

当社は、「人を通じて、喜びを作り、幸せを作る」を企業理念とし、「地域を問わず全ての人が、心豊かに、能力や個性を発揮できる社会の実現」を目指すゴールとして、在宅医療事業及び地方創生事業に取り組んでおります。
在宅医療事業は、近年の精神疾患者の増加に伴う在宅医療ニーズの高まりを受け、医療機関への訪問診療のコンサルティング及び、精神疾患者を主たる対象者とした当社看護師職員等による訪問看護サービスを提供しております。
地方創生事業は、過疎化の進展に伴う人口減少や地場産業の衰退に伴う雇用機会の減少等、地方が直面している課題を解決することを目的とした事業であり、障がい者雇用支援事業、観光物産事業により構成されております。
なお、2019年11月に当社を存続会社として、連結子会社4社と合併しておりますが、合併前は当社が持株会社であり、日本在宅医療株式会社、インタービーイング株式会社及びジャパンサポート株式会社の3社が在宅医療事業に関連する事業を主として行っており、株式会社トレースエンタープライズにて地方創生事業を行っておりました。

(株式会社JSH「新株式発行並びに株式売出届出目論見書」事業の内容より抜粋)

 

株式会社シンカ


 

<コード>       149A 
<市場>               グロース
<所在地>            東京都
<主幹事>         SMBC日興
<監査法>            太陽
<承認日>             2/21
<仮条件決定日>    3/8
<BB期間>            3/11~3/15
<価格決定日>     3/18
<上場日>     3/27

 

【公募・売出株式数】


・公募 467,000株
・売出 153,000株
・O  A 93,000株

【想定発行価格】


 1,050円

【調達金額】


 490百万円

【上場時時価総額】


 3,317百万円

【事業内容】


・コミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」の開発、販売及びその他関連する業務

以下は、目論見書抜粋内容となります。

当社は、「ITで 世界をもっと おもしろく」を経営理念に掲げております。現在、様々な分野においてテクノロジー化が進んでおりますが、中小企業をはじめとした顧客対応業務ではこうしたテクノロジー化が進んでおらず、様々な課題が発生しております。特に、電話をはじめとした顧客とのコミュニケーションについては、そもそもこうしたコミュニケーションを記録していないこと、仮に記録していたとしても顧客情報との紐づけができておらず、その活用の幅が極めて狭いことなどの課題があります。その結果、顧客とのコミュニケーションに関しては、電話対応者などのコミュニケーションスキルに依存し属人化することとなり、会社として顧客対応を均一に行うことができない、顧客とどのようなコミュニケーションを行っているのか把握できないなど、多くの課題が発生しています。

これらを解決すべく、当社は“会話を クラウドで おもしろく!”をコンセプトとする「カイクラ」を提供しております。「カイクラ」は、顧客(注1)に関する情報をクラウド(※)に蓄積しており、カイクラユーザー(注2)のオフィスの固定電話に着信があった場合、その着信と同時に「カイクラ」と連携したパソコン/タブレット/スマートフォンの画面に自動で顧客情報をポップアップ表示します。このポップアップ画面では過去の会話履歴メモや録音記録も参照することができるため、電話対応者は顧客情報や会話履歴を画面で確認しながら電話応対が可能となり、結果、顧客とのコミュニケーションに関して属人化からの脱却が可能となり、顧客との電話業務に関わる課題を減らし、より円滑なコミュニケーションを実現することができます。

さらに「カイクラ」はSMS(※)送信機能、通話録音機能、ビデオ通話機能、携帯通話録音機能、及びメール連携機能などを備えています。これらの機能により、顧客がカイクラユーザーのオフィスに電話した場合だけではなく、カイクラユーザーから顧客に送信したSMS、顧客と行ったビデオ通話記録、携帯電話の録音記録やメールによるコミュニケーションも顧客情報と関連付けて一元管理し、自動で保存することできます。その結果、カイクラユーザーはきめ細やかな顧客対応を安定して実現できるだけではなく、カイクラ内のコミュニケーション履歴を参照することで、顧客とのコミュニケーションを組織として管理することが可能となります。

当社は「カイクラ」を通して、顧客との様々なチャネルによるコミュニケーションを自動で記録・整理し一元管理し、必要な時にこれを参照できるようにすることで、顧客とのコミュニケーションロスやクレームを減らし、カイクラユーザーと顧客の双方の満足度を向上させるとともに、コミュニケーションに関する業務の効率化やカイクラユーザーにとって優良な顧客の囲い込みを可能とすることで、「カイクラ」を利用する企業や店舗、個人事業主などの生産性の向上に寄与していきたいと考えております。なお、当社は、カイクラ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の開示を省略しております。 

(注)
1.カイクラユーザーのお客様(カイクラユーザーが提供する製品・サービスを利用している企業や個人)
2.当社が提供する「カイクラ」を利用している、当社の直接のユーザー

(株式会社シンカ「新株式発行並びに株式売出届出目論見書」事業の内容より抜粋)

 

株式会社ダイブ


 

<コード>       151A 
<市場>               グロース
<所在地>            東京都
<主幹事>         SBI
<監査法>            太陽
<承認日>             2/21
<仮条件決定日>    3/7
<BB期間>            3/11~3/15
<価格決定日>     3/18
<上場日>     3/27

 

【公募・売出株式数】


・公募 365,000株
・売出 250,000株
・O  A 92,200株

【想定発行価格】


 1,710円

【調達金額】


 624百万円

【上場時時価総額】


 4,728百万円

【事業内容】


・リゾートバイトに特化した人材派遣・人材紹介事業、宿泊施設運営事業、情報システム事業

以下は、目論見書抜粋内容となります。

当社は、報告セグメントを観光HR事業、地方創生事業、情報システム事業に区分しております。
「観光HR事業」は、リゾートバイト(注1)に特化した人材サービスを提供しており、日本全国のリゾートホテルや旅館、飲食店・テーマパーク・レジャー施設・スキー場等の観光施設(以下、「観光施設等」という。)に対して、人材派遣及び人材紹介を行っております。「地方創生事業」は全国5ヶ所でグランピング(注2)施設等の宿泊施設を運営しております。「情報システム事業」は、取引先の情報システム(注3)周り全般に対するサポートサービスを展開しております。
当社は「一生モノの『あの日』を創り出す」というミッションと、「誰もがジブンの人生を愛せる世界へ」というビジョンを掲げており、いずれの事業もミッション及びビジョンに紐づいた事業となっております。

(注)
1.リゾートバイトとは、日本全国のリゾートホテルや旅館、飲食店・テーマパーク・レジャー施設・スキー場等に短期間移住し、従業員寮で生活しながら、勤務する働き方です。労働の対価として収入を得るだけではなく、海外でのワーキ ングホリデーに近い体験価値を国内でも得られる手段として当社では主に25歳から44歳までの社会人を中心に支持されております。なお、ワーキングホリデーとは、二国・地域間の取決め等に基づき、各々が相手国・地域の青少年に対し、休暇目的の入国及び滞在期間中における旅行・滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度であります。
2.グランピングとは、グラマラス(魅力的な)とキャンピングを組み合わせた造語で、大自然の中で手軽に楽しめるキャンプであります。
3.情報システムとは、デジタル化された情報を記録、処理、伝達する仕組みを指します。」

(株式会社ダイブ「新株式発行並びに株式売出届出目論見書」事業の内容より抜粋)

 

株式会社カウリス


 

<コード>       153A 
<市場>               グロース
<所在地>            東京都
<主幹事>         SBI
<監査法>            EY新日本
<承認日>             2/22
<仮条件決定日>    3/8
<BB期間>            3/12~3/18
<価格決定日>     3/19
<上場日>     3/28

 

【公募・売出株式数】


・公募 380,000株
・売出 1,210,700株
・O  A 238,600株

【想定発行価格】


 1,440円

【調達金額】


 547百万円

【上場時時価総額】


 8,764百万円

【事業内容】


・法人向けクラウド型不正アクセス検知サービスの提供等

以下は、目論見書抜粋内容となります。

当社は、「情報インフラを共創し、世界をより良くする」というミッションのもと、先端技術を活用した実用的なサービスを創り続け、犯罪のビッグデータをアルゴリズムと掛け合わせることで、SaaS型アルゴリズムサービスを提供する事業モデルを構築しております。具体的なサービスとして、法人向けクラウド型不正アクセス検知サービス「Fraud Alert(フロードアラート)」を提供しております。
当社のアプローチは、従来の不正検知サービスと大きく異なるのが、ミッションの中にある「共創」という点にあります。これまでは個社ごとにモニタリングし、検知するというアプローチが主流ですが、個社で解決するには時間もコストもかかることから顧客横断・業界横断でデータを流通させ日本全体の犯罪データをプラットフォーム化し国民の生命・財産を守ることを目指しています。
当社はマネー・ローンダリング及びサイバーセキュリティ対策事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。

(株式会社カウリス「新株式発行並びに株式売出届出目論見書」事業の内容より抜粋)

 

株式会社情報戦略テクノロジー


 

<コード>       155A 
<市場>               グロース
<所在地>            東京都
<主幹事>         みずほ
<監査法>            ESネクスト
<承認日>             2/22
<仮条件決定日>    3/8
<BB期間>            3/11~3/15
<価格決定日>     3/18
<上場日>     3/28

 

【公募・売出株式数】


・公募 1,470,000株
・売出 600,000株
・O  A 310,500株

【想定発行価格】


 600円

【調達金額】


 882百万円

【上場時時価総額】


 5,982百万円

【事業内容】


・大手企業向けDX内製支援サービス等

以下は、目論見書抜粋内容となります。

(1)ミッション
今日、全ての企業にとって、情報システムを活用しビジネス自体を変革させていく「DX(デジタルトランスフォーメーション)(*1)」が不可欠となっています。企業の命運を握る「DX」ですが、これまでのシステム開発のやり方や常識のままでは成功しないと当社は懸念しております。
システム開発に携わる企業が1次、2次、3次等と多層になるような開発体制で、また、発注者である顧客や上位にいるシステム開発企業が上、受注する側のシステム開発企業が下という「外注」「下請け」意識で、顧客が本当に必要とするシステムを作成できているでしょうか。そもそも、日本では常識になっている多重下請け構造を疑ってみることが必要ではないでしょうか。
多層に分かれたシステム開発においては一部の開発工程にしか携われないエンジニアが増え、本来「DX」の担い手であるエンジニアたちの成長が阻害され、エンジニアが使い捨てられているのではないでしょうか。開発工程の分業によってエンジニア全体の能力の底上げがないため、優秀なエンジニアに仕事が集中し疲弊してしまっている現実があり、エンジニアとしての明るい未来像を描くことができなくなっているように見受けられます。エンジニア出身の経営者がマイクロソフト、グーグル、フェイスブックといった世界的サービスを生み出したような、エンジニアが活躍する環境を日本ではまだ作れていません。
当社はシステム開発におけるこれらの課題を「なくしていく」ことで顧客の「DX」を実現し、未来に向けて日本の産業や社会を力強くしていきたいと考えており、企業理念として「すべてを、なくしていく。」と掲げております。

(*1)DX:デジタルトランスフォーメーションの略称。
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

(株式会社情報戦略テクノロジー「新株式発行並びに株式売出届出目論見書」事業の内容より抜粋)

 

マテリアルグループ株式会社


 

<コード>       156A 
<市場>               グロース
<所在地>            東京都
<主幹事>         野村
<監査法>            A&A
<承認日>             2/22
<仮条件決定日>    3/12
<BB期間>            3/13~3/18
<価格決定日>     3/19
<上場日>     3/29

 

【公募・売出株式数】


・公募 50,000株
・売出 4,837,100株
引受人の引受人の買取引受による売出しに係る株式の一部は、野村證券株式会社の関連会社等を通じて、欧州及びアジアを中心とする海外市場(ただし、米国及びカナダを除く。)の海外投資家に対して販売(以下「海外販売」といい、海外販売される株数を「海外販売株数」という。)される予定であります。
なお、海外販売株数は、引受人の買取引受による売出しに係る株式数の範囲内で、本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日(2024年3月19日)に決定されます。
海外販売の内容につきましては、「募集又は売出しに関する特別記載事項4.本邦以外の地域において開始される売出しに係る事項について」をご参照下さい。
・O  A 733,000株

【想定発行価格】


 1,040円

【調達金額】


 52百万円

【上場時時価総額】


 10,272百万円

【事業内容】


・PR・デジタルを中心としたマーケティングコミュニケーション支援

以下は、目論見書抜粋内容となります。

当社グループは、当社及び連結子会社6社で構成され、マーケティングコミュニケーション(注1)領域において、PR発想/ストーリーテリング(注2)をコアとして顧客のブランドの成長を支援する専門事業集団です。
当社グループは、中核子会社と位置付けている株式会社マテリアルが属するPRコンサルティング事業を中心に、デジタルマーケティング事業、PRプラットフォーム事業の3つの事業を展開しております。
昨今のデジタル化の進展、それに伴うコミュニケーションの機会・手段の多様化・複雑化によって、ブランドが各ステークホルダー(注3)から選ばれるためのマーケティングコミュニケーションの複雑性が増しており、主に以下のような状況にあると認識しております。

(注)
1.マーケティングコミュニケーションとは、ブランド・商品・サービスとそのステークホルダーが双方にコミュニケーションを取りながら行う販売促進等の活動を指し、その手法には、広告やプロモーション、PR、デジタルマーケティング等が含ま  れております。

2.PRとは、Public Relations(パブリックリレーションズ)の略であり、企業や団体がその組織を取り巻く社会・人々との良好な関係を構築するための活動を指しております。
またPR発想/ストーリーテリングとは、トライブ(共通の価値観や興味を持つ人々が集まってできるコミュニティ)から逆算した情報流通設計により、より多くの人と深い関係性を構築しやすい発想術と定義しております。
3.ステークホルダーとは、企業や商品・サービス、ブランドを取り巻くすべての存在を指し、消費者や生活者、顧客、メディア、従業員/求職者、株主/投資家等を指しております。」

(マテリアルグループ株式会社「新株式発行並びに株式売出届出目論見書」事業の内容より抜粋)

 

引用元・参考文献URL
https://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/index.html

 

執筆者S.A

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