2024/01/04
IPOは通過点

【2024年1月改変】証券コードに英文字が入ることに!

2024年1月以降に上場する銘柄から証券コードに英文字が入るということをご存じでしょうか?
今後、IPOを控えている方、IPOに興味のある方必見!今一度証券コードについてと変更点を解説いたします。

1.証券コードとは?


証券コードは、証券コード協議会が日本の上場株式やその他の上場証券などに対して設定する識別コードのことをいいます。
現在は、「9809」のように数字4ケタで設定されていますが、2024年1月以降は、「130A」のように英文字が数字の後ろに入ったコードが設定されることとなりました。
これによって、投資家が2024年1月以降に新規上場の承認が発表された上場株式等の発注でコードを使う場合は、数字のほか英文字も入ったコードを使用することになります。
ただし、それ以前に既に設定されているコードが変更されることはありません(数字のみのコードのままです)。
いわば、いま既に上場しているコードが変更となるわけではなく、あくまでも2024年1月以降のコードに4ケタの数字と英文字が入ったコードとなるので、注意してください。

これは別の切り口での話ですが、たとえば、ニューヨーク証券取引所やNASDAQなどのアメリカの証券市場では、これらの識別子を「ティッカーシンボル」と呼びますが、日本や他の多くの国では数字のシリーズで表されます。
このコードというものは、投資家が特定の株式や証券を取引所で簡単に見つけられるようにするために使われます。

証券コードは一般的に以下のような形を取ります。

・証券コードの構造
多くの国では、証券コードは一般的に4〜6桁の数字で構成されています。

・割り当て
各証券取引所が特定の銘柄に対してコードを割り当てます。

・利用
投資家は、このコードを使って証券取引所で特定の銘柄を検索し、取引を行います。
証券コードの具体的な例としては、日本の東京証券取引所で取引される企業の株式に割り当てられる数字のシリーズがあります。
たとえば、ある企業の証券コードが「9809」の場合、投資家はこの数字を使ってその企業の株式を簡単に見つけることができます。

証券コードは、グローバルな金融市場において企業とその証券を特定するための基本的なツールといえます。

 

2.英文字組み入れの概要


実際に英文字が組み入れとなる概要を以下にまとめました。

(出所)日本取引所グループ

 

1. 英文字を使用するけた 

株式固有名コード(株式、ETF、REIT等に付番する4けたのコード)の先頭から2けた目と4けた目のいずれか、もしくは両方に英文字を使用します。 

(例)987A、9A76、9A7A

 

2. 使用する英文字 

英大文字のうち、「B」、「E」、「I」、「O」、「Q」、「V」、「Z」を除く19文字を使用します。

 

3. 適用

2024年1月1日以降に設定する株式固有名コードから英文字を使用します。

 

4. 他のコードへの影響 

公社債銘柄コード及び有価証券オプション取引識別コードには、コードの一部に株式固有名 コードを含むものがあるため、2024年1月1日以降、株式固有名コードの部分に英文字が含まれる場合があります。

 

まとめ


今回の変更点に関しては、証券コード協議会が、一般事業会社等に付番する固有名コード(「1300」から「9999」までの数字4 けた)の設定可能な残コード数減少への対応として、証券コードに英文字を組み入れることとした経緯です。

オウンドメディア MoonShotでは、「IPOは通過点」にて今後、スタートアップ企業やIPOを経験した企業の代表者様、上場をサポートして頂いている方々等を今後ご紹介していきます。
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引用元・参考文献URL
https://www.jpx.co.jp/sicc/code-pr/
https://www.jpx.co.jp/sicc/code-pr/aocfb400000017c1-att/Leaflet.pdf

執筆者 M.S

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