2024/01/25
IPOは通過点

【2024年1月】IPO銘柄のご紹介


2024年1月15日までの東京証券取引所(プライム、スタンダード、グロース市場)において上場承認となったIPO銘柄は「SOLIZE 株式会社」、「株式会社 Veritas In Silico」、「株式会社 VRAIN Solution」の3社となっております。それぞれ各社みていきましょう。

SOLIZE 株式会社



<コード>         
5871
<市場>               スタンダード
<所在地>             東京都
<主幹事>         大和
<監査法>             トーマツ
<承認日>             12/25
<仮条件決定日>    1/22
<BB期間>            1/22~1/30
<価格決定日>     1/30
<上場日>     2/7

 

【公募・売出株式数】


・公募(自己株処分) 995,200株
・O A         149,200株

【想定発行価格】


1,380円

【調達金額】


1,373百万円

【上場時時価総額】


8,280百万円

【事業内容】


・エンジニアの派遣
・請負による設計支援、3D プリンターによる試作
・最終製品の製作、および製品開発を革新するコンサルティング

以下は、抜粋内容となります。

当社グループは、3Dプリンターによる試作品の製作から製品開発支援の事業をスタートし、開発支援領域におけるサービスを拡大して参りました。
現在は、試作品の製作だけでなく、試作の前工程である研究開発・デザイン(スタイリング)・制御・設計・解析や、後工程である生産準備・3Dプリンターによる最終部品の製作など製品開発のエンジニアリングチェーンを幅広く支援できる体制を構築しております。
また、ソフトウェア開発やサイバーセキュリティへの対応としてのデジタルリスクマネジメントまで製品開発の全行程に関わるエンジニアリングパートナー企業です。
当社グループが展開する事業は、顧客企業の製品開発に対し、エンジニアリング及びコンサルティングでの支援を行う「デザイン事業」と当社グループ所有の3Dプリンター等の設備による試作もでる製作及び最終製品に使用できる少量多品種製品の製作や3Dプリンターの代理販売・保守サポート等を行う「マニュファクチャリング事業」の2つのセグメントで構成されております。

(SOLIZE株式会社「自己株式の処分並びに株式売出届出目論見書」事業の内容より抜粋)

株式会社 Veritas In Silico


<コード>        130A
<市場>                グロース
<所在地>             東京都
<主幹事>         みずほ
<監査法>             東陽
<承認日>             1/5
<仮条件決定日>    1/23
<BB期間>            1/24~1/30
<価格決定日>     1/31
<上場日>     2/8

 

【公募・売出株式数】


・公募 800,000株(一部海外販売予定)
・O A  120,000株

【想定発行価格】


1,120円

【調達金額】


896百万円

【上場時時価総額】


7,057百万円

【事業内容】


・メッセンジャーRNA(mRNA)を標的とする低分子創薬および核酸創薬のプラットフォーム事業

以下は、抜粋内容となります。

当社は、どんな疾患の患者様も治療法がないと諦めたり、最適な治療が受けられないと嘆いたりすることのない、そんな希望に満ちたあたたかい社会の実現に貢献するため、メッセンジャーRNA(mRNA)を標的とする低分子医薬品(以下「mRNA標的低分子医薬品」という)の創出に取り組んでいます。
mRNAを標的とする低分子創薬(以下「mRNA標的低分子創薬」という)は、従来のタンパク質を標的とする創薬技術では狙えなかった様々な疾患にも対応可能な新しい創薬アプローチであり、アンメット・メディカル・ニーズ(有効な治療薬や治療法がなく未だ満たされない医療ニーズ)の充足につながることが期待されます。
当社は、mRNA標的低分子創薬でより多くの医薬品を患者様にお届けするため、自社で少数のパイプラインを保有する「パイプライン型」のビジネスではなく、当社独自の創薬プラットフォーム「ibVISⓇ」(以下「ibVISⓇプラットフォーム」という)を活用し、複数の製薬会社と共同で創薬研究を実施する「プラットフォーム型」のビジネスを展開しています。
なお、当社のセグメントは創薬プラットフォーム事業のみの単一セグメントであります。

(株式会社 Veritas In Silico「新株式発行並びに株式売出届出目論見書」事業の内容より抜粋) 

(※)株式会社Veritas In Silicoは、証券コードに英字が採用された初事例です。
証券コードは上場株式等を識別しやすくする目的で「証券コード協議会」が付与しています。
一般事業会社等に付番する証券コード(「1300」から「9999」までの4桁)の設定可能な残コード減少への対応として、2024年1月1日以降に新たに設定する証券コードから英文字組入れを開始しました。

株式会社 VRAIN Solution


<コード>        135A
<市場>                グロース
<所在地>             東京都
<主幹事>         SMBC日興
<監査法>              A&A
<承認日>             1/18
<仮条件決定日>    2/5
<BB期間>            2/6~2/13
<価格決定日>     2/14
<上場日>     2/22

 

【公募・売出株式数】


・公募 210,000株
・売出 897,900株
・O A  166,100株

【想定発行価格】


  2,760円

【調達金額】


  579百万円

【上場時時価総額】


  27,903百万円

【事業内容】


・製造業向けAIソリューションの提供

以下は、目論見書抜粋内容となります。

当社は、「モノづくりのあり方を変え、世界を変えていく」ことをミッションに掲げ、製造業界向けに、AI技術及びIoT技術等の新しい技術を活用したサービスを提供しております。
当社がサービスを提供している日本の製造業界は、グローバル化や技術革新に伴うアジアの国々を代表とする新興国の工業化による「国際競争の激化」や少子高齢化に伴う労働人口の減少による「人手不足」等の構造的な課題に直面していると当社では捉えております。
これらの課題に対処すべく製造業界においては生産性向上のためのAIやIoT等の新しい技術を活用したDXが強く求められていると判断しております。
当社が製造業界に提供するものは、生産性向上のソリューションとして、AIの技術を活用し自社開発する「AIシステム」及び顧客のDX推進のための「DXコンサルティング」の2つとなります。

当社は、製造業に特化してきたことにより、製造業及び製造工程における多くの知見と実績やノウハウを獲得し、より高品質なソリューションの提供ができるように努めています。
当社の見解では現在、製造業に向けて両ソリューションを提供している企業は国内において多くなく、当社の優位性に繋がるものと考えております。
また、同一企業へ両ソリューションの導入を推進することにより、企業のDXを加速させ、一企業における収益の最大化を図っております。

(株式会社 VRAIN Solution「新株式発行並びに株式売出届出目論見書」事業の内容より抜粋)

 

引用元・参考文献URL
日本取引所グループ「新規上場会社情報」
証券コード協議会「証券コードへの英文字組入れの開始について 」
執筆者 S.A

 

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